この記事で整理すること

  • 料率は契約・予約明細で確認し、手数料の対象額も記録する
  • 販売手数料と追加の決済・販促費を分け、二重計上を防ぐ
  • 予約日・宿泊日・入金日を混ぜず、比較期間をそろえる

まず、1件の予約から計算を再現する

月全体を入力する前に、請求明細のある予約を1件選びます。宿泊料金、清掃などの追加料金、割引、手数料の対象額、請求された手数料、実際の受取額を書き出してください。表示価格と、手数料が掛かる金額が同じかを確かめます。税や付帯料金を含めるかは契約によります。個別の税務処理はここでは扱いません。

Airbnb公式ヘルプでは、サービス料体系や予約ごとの確認方法が案内されています。料金体系が切り替わる場合、切替前に確定した予約と新しい予約で条件が異なる旨も示されています。料率は古い紹介記事から取らず、その予約の明細で確かめてください。

販売コストを、同じ箱に入れる

比較表では、OTAの販売手数料、追加の決済費、宿が負担する販促費、その販売経路だけに掛かる固定費を、それぞれ別の列にします。請求の名前が違っても同じ費用を二度入れないよう、請求元と明細番号も控えます。サイトコントローラー(複数の予約サイトの在庫をまとめて管理する仕組み)など、全経路に共通する費用もあります。経路ごとに割り振るか別枠にするかを決め、毎月同じ扱いにします。

比べるときの式は『対象期間の経路別販売コスト合計 ÷ 同じ経路の売上 × 100』です。自分で決めた範囲で計算する実際の負担率(実効負担率)で、OTAの契約上の料率とは別の数字です。分母がゼロの月は率を出さず、固定費だけを表示します。

仮の数字で、足し算を確認する

以下は計算の流れを示すための仮の数字で、実際のOTAの料金ではありません。手数料対象売上が100万円、入力料率が22%なら販売手数料は22万円です。そこに重複していない追加費用2万円を入れると、販売コストは24万円です。売上の範囲も同じ100万円なら、比較用の実効負担率は24%です。

この24万円を差し引いた額を『利益』とは呼びません。清掃、人件費、水道光熱費、食材、家賃などがまだ残っているためです。ツールの結果は販売費の整理に使い、宿全体の損益表とは分けておきます。

キャンセルと入金のずれを残す

予約月の売上と宿泊月の手数料を比較すると、率が不自然に動きます。基本の集計期間を決め、取消・返金・不泊・修正請求は別行で残してください。実際に入金されるまでの差も、売上の増減とは分けて管理します。

月末に再確認するのは、率の大小だけではありません。未照合の明細が残っていないか、追加費用が増えたか、低単価の予約と高単価の予約が混ざっていないかを見ます。分からない金額はゼロにせず『未確認』と書いておくと、次に何を調べればよいかが分かります。

確認リスト

相談・作業の前に、ここを確認

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作業の進み具合の記録です。完了しても適法性や事業の可否を判定するものではありません。

出典・確認日

  1. Airbnbヘルプセンター|Airbnbサービス料 ↗確認日:2026-10-16

制度の対象・期限・地域ごとの取扱いは、必ず最新の公式案内をご確認ください。本文は一般的な情報と資料整理の手順であり、個別の法務・税務判断を提供しません。